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「わかりあえない」という状況について、全号までの議論を土台に、身体の個別性に注目しながら掘り下げた特集。わかりあえないシリーズの第3弾。 私たちは、一人ひとりの身体は個別であるという前提をつい見落としてしまったり、あるいはその個別性を無いものとして扱ってしまう。そういった、私たちの態度を省みるための一冊となれば嬉しい。「わかりあえない」シリーズの第二段。
おすすめ記事2選
・寄稿「見えない障がいと生きる これまでの人生、これからの社会」
はた目には障がい者には見えないけれど、実は…という人がいる。ふつうだと思っていたから気づけなかったこと。ふつうに見えるが故にわかってもらえなかったこと。寄稿者の半生に耳を傾けながら、「わかりあえない」という思いを抱えた当事者が見落としている現実について考えたいと思います。
・企画「『老』〜『できない』ということが迷惑と捉えられてしまう社会で〜」
年を重ねると、これまで出来ていたことがだんだんとできなくなっていきます。それ自体は自然なことだと分かってはいても、なぜか、できないことや人の手を借りないと済まないことが多い人はつまはじきにされてしまいます。そんな現代社会で、老いた当事者たちは何を思うのか。耳を傾けてみたいと思います。