
イベント概要
| イベント | 西蓮寺 仏教講座(第38回) |
| テ ー マ | 『唯識の読み方–凡夫が凡夫に呼びかける唯識』 |
| 日 時 | 2026年06月06日(土)9:00 〜 11:00 |
| 場 所 | 西蓮寺 |
イベント内容
月に1度開催している西蓮寺の仏教講座です。
「諸行無常」や「諸法無我」。知っているようで知らない仏教思想の基本を学んでいきます。
ここでは「信じる」というより「理解する」というアプローチで、仏教の世界観を垣間見ようと思います。
毎回復習をしながら進めるので、今回からのご参加でも問題ありません。
清々しい空気が流れる朝のお寺。そんな場所から1日をはじめてみませんか?
レポート
扱った内容:四分説、名言、三性説、転識得智
先月に引き続き、今回も『唯識の読み方–凡夫が凡夫に呼びかける唯識』を題材に唯識について学びました。私たちの認識のありようを主題にした仏教です。
私たちは、普通ものごとを正しく客観的に認識していると考えている。しかし実際の私たちはというと、ものごとを認識するとき、必ず独自の意味(解釈)を伴っているはずだ。例えば、雨が降るという現象そのものには、本来、良いも悪いもない。それにもかかわらず、私たちはごく当たり前に「天気が悪い」と感じてしまう。そして人はいついかなるときも、ものごとをありのままに認識することはできず、自分の心のありように即して外界のものごとを作り上げていると唯識は説くのである。
今回は同書の4章を題材に、私たちがものごとを自己都合によって解釈してしまうメカニズム(四分説)や、存在や認識の3つのありよう(三性説)について整理しました。講座の中では、「私たちは、自分の持つ観念やイメージを言葉(名言)によって投影し、それを対象として実体化し認識、思考している」と繰り返し言及しましたが、唯識のビジョンというのは、自分で作り出した対象に自分自身がとらわれてしまうままならなさから、いかにして自由になれるかという点にあるのだと思います。