
イベント概要
イベント | 西蓮寺 仏教講座(第27回) |
テ ー マ | 「信じる」と「鵜呑みにする」はどう違うのか。 |
日 時 | 2025年02月01日(土)9:00 〜 11:00 |
場 所 | 西蓮寺 |
イベント内容
月に1度開催している西蓮寺の仏教講座です。
「諸行無常」や「諸法無我」。知っているようで知らない仏教思想の基本を学んでいきます。
ここでは「信じる」というより「理解する」というアプローチで、仏教の世界観を垣間見ようと思います。
毎回復習をしながら進めるので、今回からのご参加でも問題ありません。
清々しい空気が流れる朝のお寺。そんな場所から1日をはじめてみませんか?
レポート
扱った内容:「信じる」「鵜呑みにする」の違いについて、就人立信・就行立信、不疑・無疑
昨年行われた兵庫県知事選。SNS上では多くのデマが散見され、それが選挙結果に影響を与えたと言われています。真偽不明の情報を、さまざまな立場の人たちが「これこそが正しい」って言い合っているのを見て、おそらく多くの人が「それって本当?」「根拠はあるの?」と首を傾げたのではないでしょうか。きちんと調べて判断することが望ましいのだけれど、時間がなかったり、そもそも自分で調べるのが難しい場合、「あの人が言ってることだから、きっと正しいはずだろう」と信じて、判断することがあります。それ自体はよくあることですが、その判断を本当にアテにして良いのかはまた別の話。言ってしまえば、その誰かの話を「鵜呑みにしている」だけじゃないかとも思います。
思えば、世界中にある宗教は、それぞれが「これが真理だ」と説き、多くの人がそれを信仰し、ときに救われてきました。何かを信じている人たちと、ニュースの言葉を鵜呑みにしている人たち。この「信じる」と「鵜呑みにする」って何が違うんでしょうか。そして、「信じる」ことと「悟り(救われる)」ことは、どう関係するのでしょうか。