
イベント概要
イベント | 西蓮寺 仏教講座(第12回) |
日 時 | 2022年09月03日(土)9:00 〜 11:00 |
場 所 | 西蓮寺 |
申し込み | こちらから「○月○日の仏教講座 参加希望」とご連絡ください。 |
イベント内容
月に1度開催している西蓮寺の仏教講座です。
「諸行無常」や「諸法無我」。知っているようで知らない仏教思想の基本を学んでいきます。
ここでは「信じる」というより「理解する」というアプローチで、仏教の世界観を垣間見ようと思います。
毎回復習をしながら進めるので、今回からのご参加でも問題ありません。
清々しい空気が流れる朝のお寺。そんな場所から1日をはじめてみませんか?
テーマ
「仏教は何を問題とするのか」
ゲスト
禅僧(道宣さん 遊心さん)
レポート
扱った内容:苦
「仏教は転迷開悟を目指す宗教である、つまり迷い(=苦)を解決することが仏教の目的である」。仏教思想について説明するとき、こうした説明の仕方ができると思います。私たちは社会の中で、人と関わり合いながら生きている以上、理不尽な問題やさまざまな苦しみに直面します。そしてその悩みに応えてくれる何か(解決方法)を求めます。しかし現実に念仏を称えてみても、そうした悩みが解決するようなことはありません。
仏教が「問題を解決するための教え」であるという立場に立つとき、仏教は「苦(ドゥッカ)」を問題とします。
今回の講座では、この「苦」という概念をテーマに据えました。ゲストとしてお招きした禅僧のお二人の仏道実践の経験や、國分功一郎著『暇と退屈の倫理学』を手引きとしながら、「仏教は私たちに何を問うのか」について考えてみました。